ひっさびさに本読んだ。

タイトル通りですが、久しぶりに本を読んだので紹介でもしておこうかと。

※ネタバレが怖い人はここから先は読まないことを推奨します。

悩む力

夏目漱石やウェーバーの考えを現代に引っ張ってこようとしているのが主。
自分はウェーバーって何なのかよくわかりませんが、漱石のところはそれなりに共感できるところが多かったと思います。

漱石が生きた明治は個人主義というものがあらわになり、筆者曰く『科学と合理主義の洗礼を受け』た時代でもありました。
そんな中での個人主義とその対局に位置する宗教については今も昔も同じことが言えるのではないだろうか、と。

今までは宗教や信仰によって理由付けされていたものが「個人主義」という言葉によって全て無くなってしまい、何をやるにも自分で理由を見つけなければいけない。それはとてもきつい要求である。と著者は言っています。

私にはそれは「責任」という言葉が常に「自由」という言葉とセットであるということも表しているのかなとも思いました。

宗教があれば何か自分が行動を起こしたときに、その行動が正しいのか否かを考える必要がなく、何か問題が起きても自分は正しかったと思うことが出来たのかもしれません。しかし、個人主義の元では何かをするときに正しいかどうか判断するのは自分であり、それが社会にとっては正しいこととは限らないという点で既に不安だらけであり、さらに何か問題が起きた場合は完全に自分が誤っていたことを自分で認めなければなりません。

それはとても辛く、難しいことだと思います。個人主義と宗教的に縛られた人格のどちらが幸せかということを考えさせられました。

差がつく読書

とりあえずタイトル通りの本ではありませんでした。どちらかというと読み方よりも、読んでからどうするか、という感じ。
まぁ確かに読み方一つで同じ本を読んで人に差がつくかって言われると微妙ですしね。

ただ、とても参考になる点も多数あり、特に最後についている「私の読んできた百冊」といって著者のベストセレクションは永久保存版です。(^ ^
また、「実読(何かに役立てようとする読書)」と「楽読(ただ楽しみのためだけに読む読書)」の二つについてとても詳しく書いてあり、その二つを併用することによって効率よく読書ができるのだそうです。

ちなみに書評や、ブログで本の紹介などを書くときは「実読」すべきだそうなのですが、果たして自分はしっかり読めているのやら…。。。

思考の整理学

前半はアイデアの生み出し方。後半はそのアイデアの活かし方。

アイデアの生み出し方ではアイデアメモの取り方のススメや、それを寝かすべきだという著者の意見など様々な方法が載っており、少しハウツー本のようになっています。

しかし、後半のアイデアの活かし方は打って変わって、著者の経験をもとに、こんなのはどうだろうかという様なアプローチが多く見られ、中には「アイデアは人に喋るとそれで満足してしまい、爆発力が無くなってしまう」なんてことを言っているかと思えば「アイデアは色んな人に話すことによって磨かれる」みたいなことを書いたりもしていてとても面白いです。

特に自分が共感を受けたのが冒頭の方に書いてある「グライダー人間」と「飛行機人間」で、今の学校教育は一生懸命になって、自力では飛ぶことのできない「グライダー人間」を生産しているらしく、教師と教科書に引っ張られて勉強し、独力で勉強しない"優秀"で"一流"のグライダー人間が社会に溢れているそうです。

しかし、現在、グライダー能力に関して言うなら最強とも言える、コンピューターの出現によって、グライダー人間では仕事をコンピューターに奪われてしまうことになりそうです。

では、そんなグライダー人間がエンジンを積むにはどうしたらいいのか、というのがこの本のテーマなんですが、一回読んでもその具体的な方法はよくわかりませんでした。この本は生涯であと何回かは読むことになる、そんな本だと思いました。

一気に自己満足で書いてしまった…。絶対こんなのじゃ魅力伝わらないでしょorz
まぁ読後感はどれもいいものだったので、ぜひ読んでみてください!

んー。本当に久々に本読んだんですけど、最近全く小説と呼ばれる類の本を読んでないんで次は小説でも読みたいです。
ロシア文学とか面白そうです。