初めての台北観光

7月に台湾に2泊3日で行ってきました。コンパクトに台北のみ(といっても台北も十分広いのですが!)の観光です。街中をふらふらと周ってきました。

実は台湾を訪れるのはこれが初めてです。海外旅行や海外出張の経験はそれなりにあるのですが、なぜか台湾へ行く機会には恵まれませんでした。日本人がよく訪れる観光地として有名ですし、地理的にも近いので「いつでも行ける」という気持ちが働き、優先順位をあまり上げてこなかったのかもしれません。私のなかでは「近いようで遠い国」というイメージがあったのですが、今回ようやく行くことができました。

台湾グルメといえば滷肉飯でしょうか
台湾グルメといえば滷肉飯でしょうか

初日は天気に恵まれず。金峰魯肉飯で滷肉飯を食べたり、中正紀念堂の中の常設展などをじっくり見ていました。展示物の中には中国語のみの記載しか無いものあったのですが、Google翻訳のカメラ機能やChatGPTなどを駆使して理解することができました。良い時代ですね。

iPhone 13 Pro Maxの広角レンズで撮影
iPhone 13 Pro Maxの広角レンズで撮影

中正紀念堂の観光後はカフェで休憩。中正紀念堂の近くにあった虎記商行は疲れた足と頭を休めるのにぴったりでした。アイスコーヒーをシェイカーで冷やしているのが特徴的なお店でした。

チョッパー愛が強い
チョッパー愛が強い

東京と比べるとスクーターの数がすごいですね。決して台北は交通公共機関が発達していないわけではないのですが、写真の通り、スクーターが道路の主役と言っても過言ではありません。多くの道路でバイク用の駐輪場も目にしましたし、バイクやスクーターへの社会的受容度の違いを感じます。

夜市や電気街もほぼ冷やかしですがウロウロ。円安もあって、そこまでお得な値段には見えないのが悲しい…(当時1TWD=4.7JPY)。

ChatGPTが読めなかったメニュー
ChatGPTが読めなかったメニュー

適当に入った食堂で中国語メニューがあまり読めなかったので、写真をChatGPTに送って翻訳させたもののどうやら誤った訳を返されたようで、予想外の違う料理が運ばれてきたのも良い思い出です。生成モデルのハルシネーションを身を以て体験することができました。

MRT中山地下書店街
MRT中山地下書店街

国立台湾博物館近くの「海倫咖啡」
国立台湾博物館近くの「海倫咖啡」

南国なのでこの天気はめちゃくちゃ暑い
南国なのでこの天気はめちゃくちゃ暑い

大稲埕碼頭広場から淡水河の向こうを眺めて
大稲埕碼頭広場から淡水河の向こうを眺めて

最終日は晴れたので国立台湾博物館や迪化街をブラブラ。直射日光を避けるために地下通路をうまく使いながら移動し、それでもなお滝のような汗をかきながら、ドライフルーツなどお土産を買いました。

冒頭にも述べたとおり、今回が初めての台湾訪問でした。そして、台湾が海外旅行初心者におすすめされる理由がよくわかりました。移動や買い物など、旅行中に必要なアクションにほとんどストレスがありませんでした。こういったところでの小さなトラブルは個人的にはもはや海外旅行の楽しみの一つだと信じているのですが、ここまでストレスフリーだとむしろ拍子抜けなぐらいです。

まず、台北松山空港から台北の中心部まではアクセスがとても便利ですし、電車も悠遊カードさえあれば簡単に乗りこなせます。また、買い物や外食は漢字表記のおかげで大まかな内容は理解できますし、店によっては日本人だとわかると日本語で対応してくれることもあります。東京から片道4時間ということも相まって、日帰り弾丸旅行する日本人がいるのもわかる気がします。

また、日本の若者文化の影響もとても顕著に感じました。ちょうど訪れたときに「ちいかわ」のポップアップストアが開かれていて、長蛇の列ができていましたし、アニメ『推しの子』の看板も度々目にしました。良くも悪くも地理的・歴史的な産物ではあるのですが、今まで訪れた海外の都市でこれほど日本のポップカルチャーが浸透しているのを見たのは初めてで、(言葉として分かっていたつもりではいましたが、)ちょっとしたカルチャーショックを受けました。大学時代に台湾からの留学生と交流する機会がありましたが、彼らが日本に来る理由として挙げる「普段から身近である」という意味をようやく理解できたように思います。

台湾がこんなにも訪れやすいところだということがわかり、心理的な距離がグッと縮まりました。今後はより気軽に訪れることができる気がします。その時は台北以外の都市も周ってみたいと思いつつ。