macOS Venturaにアップグレード(の反省)
ゴールデンウィークということでmacOSをアップグレードしました。macOS Venturaは2022年10月リリースだったのでおよそ半年遅れでのアップグレードです。 macOSはメジャーアップグレードしたばかりだとバグが多いこともあり、いつも半年〜1年程度は待ってからインストールするようにしています。
macOS MontereyからまずはそのままVenturaにアップグレードし、その後、初期化&復元機能からVenturaをクリーンインストールするだけです。
手順は以下のサイトを参考にしました:
バックアップ取り忘れ
久々のクリーンインストールしたこともあって色々バックアップを取り忘れてしまい、痛い目に遭いました…。というのが本題です。
具体的には
- SSH用の鍵
- Davinci Resolveのプロジェクト の2点です。
SSHの鍵については、一部のマシンの秘密鍵を ~/.ssh
だけに入れておりバックアップしていませんでした。もうどうしようもないので対象のマシンを破棄しました。使い捨て前提のクラウドのインスタンスだったのが不幸中の幸いです。
これを機に1PasswordのSSHエージェント機能を整備しました。最初の設定がちょっと分かりにくいですが、一度設定するともう ~/.ssh
以下の鍵のことを考えなくて済むようになるので、とても便利です。
Davinci Resolveのプロジェクトについても完全に想定外のトラブルでした。
素材ファイル含めた作業ディレクトリは全て外部ストレージに移していたつもりだったのですが、どうやらデフォルトではプロジェクトを管理するデータベースファイルがローカルの ${HOME}/Library/Application Support/Blackmagic Design/DaVinciResolve/Resolve Disk Database
に位置しているようです(参考)。
これに気づかず、クリーンインストールしてしまったので当然ながらプロジェクトデータベースは綺麗サッパリ消えてしまいました。
今後の対策として、プロジェクトの保存先も外部ストレージに移しました。また、本来はデータベースのバックアップ手順が別途あるらしいので、こちらを次回は忘れないようにします。
SSH用の鍵にせよ、Davinci Resolveのプロジェクトにせよ、最近はクラウドでバックアップが自動で取れていることもあって油断していました。 大昔、PCのOSクリーンインストールといえば一大イベントで、バックアップについては何度も指差し確認をしたものでした…。あの時の緊張感を今一度思い出さなければいけませんね。
セットアップ
セットアップについてはほぼ完全にHomebrew任せですが、ほんの一部引っかかりました。
(以下を除けば大半のMacのアプリは $ brew bundle dump
で作成した Brewfile
から $ brew bundle
でセットアップできます。)
Google IMEはRosettaが必須
Homebrew CaskでGoogle IMEをインストールしているのですが、Apple Siliconではインストールを実施する前にRosettaが必要なようです。 具体的にはGoogle IMEインストール前に下記を実行しておく必要があります:
$ sudo softwareupdate --install-rosetta
Homebrewでインストールできないソフトを忘れがち
私がよく使っているソフトの中でも一部のソフトはHomebrewでインストールできません。 使うときになってからインストールしていなかったことを思い出すことが多いので、次回クリーンインストールのためにここにメモしておきます。
- Mathematica
- Antidote
- Microsoft Office
- Adobe Creative Cloud (Photoshop & Lightroom)
- ScanSnap ix500 ドライバー